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戻れる場所が、家の外にありました

家に帰ってきたとき、すぐに玄関の中に入らず、少しだけ外で立ち止まることがあります。鍵を取り出す前の、ほんの数秒。その時間が、気持ちを切り替えるための小さな区切りになっているように感じることがあります。

仕事や用事で外に出て、いろいろな場所を行き来して、ようやく戻ってきた自分の家。その「戻ってきた」という感覚は、必ずしも玄関を開けた瞬間に訪れるとは限りません。家の外側に、その余白が残っていることもあります。

 

すぐに中へ入らなくてもいい場所

 

庭や外構は、使うための場所だと思われがちです。車を停める、荷物を運ぶ、出入りする。その役割は確かにありますが、それだけでは語りきれない時間も流れています。

玄関前で空を見上げる時間。植木鉢の葉に触れてみる仕草。靴を脱ぐ前に、深く息を吸うような瞬間。そうした行為は、家の中に入る前の「間(ま)」として、静かに存在しています。

すぐに室内に入らなくてもいいと思える場所があること。それだけで、家に戻るという行為が、少しやわらかくなるように感じます。

 

外にいるのに、落ち着くという感覚

 

外にいるのに、どこか落ち着く。庭や外構には、そんな不思議な感覚があります。完全に囲われていなくても、視線や音の距離がほどよく保たれていると、人は安心できるものなのかもしれません。

南大阪の住宅地では、夕方になると風の向きが変わったり、遠くの生活音が聞こえてきたりします。子どもの声、自転車のブレーキ音、どこかの家から漂う夕食の匂い。そうした気配が、外の居場所を通して、暮らしの一部として届いてきます。

外とつながりすぎず、切り離しすぎない。その中間にある感覚が、「戻ってきた」という安心感をつくっているようにも思えます。

 

家に入る前の、心の準備

 

一日の終わりに家へ戻るとき、気持ちがすぐに切り替わらないこともあります。外での出来事を、そのまま室内に持ち込みたくない日もあります。

そんなとき、家の外側に立ち止まれる場所があると、気持ちの置き場ができます。庭の緑を見る、土の匂いを感じる、影の動きを眺める。それらは、何かを解決するわけではありませんが、心を少しだけ落ち着かせてくれます。

庭や外構は、感情を切り替えるための装置ではありません。ただ、自然と呼吸が整うような環境が、そこにあるだけです。

 

「戻れる場所」は、使い道が決まっていない

 

戻れる場所には、明確な使い道がないことが多いように感じます。椅子が置いてあるわけでもなく、何かをする予定があるわけでもない。ただ、そこに立てる、座れる、目を向けられる場所です。

何もしなくていい場所は、意外と貴重です。使わなければならない場所は、使えないときに負担になりますが、戻れる場所は、そこにあるだけで役割を果たしています。

庭や外構を考えるとき、すべてを機能で埋めなくてもいいのかもしれません。少し空けておくことが、あとから暮らしに寄り添う余白になることもあります。

 

時間とともに、意味が増えていく場所

 

住み始めた頃は、特に意識していなかった場所が、いつの間にか大切になっていることがあります。何度も通り、何度も立ち止まり、何気ない時間を重ねるうちに、その場所は「戻れる場所」になっていきます。

庭や外構は、完成した瞬間よりも、暮らしの中で意味を増していく存在です。季節が変わり、家族の生活が変わり、その都度、感じ方も少しずつ変わっていきます。

家の外に、戻れる場所があること。それは特別な演出ではなく、日常の中に静かに用意された余白なのかもしれません。そこに立ち止まるかどうかは、その日の自分次第。その選択肢があること自体が、暮らしを支えてくれるように思います。

 

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